Cross Talk

クロストーク

誰もが経営参加の意識を持ち
長く安心して働き続けられる会社

  • 佐藤 昇司

    Shoji Sato

    2001年新卒採用

    総務部
    総務グループ

  • 阪本 菜生子

    Naoko Sakamoto

    2022年経験者採用

    輸出第1部
    トランジットグループ

  • 榊原 健児

    Kenji Sakakibara

    2019年経験者採用

    企画部
    経理・調達グループ

  • 向谷 ゆう子

    Yuko Mukaitani

    2018年経験者採用

    総務部
    人事企画・教育グループ

※所属部署・役職はインタビュー当時のものです。

Chapter 01

貨物分野への興味と
JALグループの安心感が入社の決め手に

佐藤

今日は私以外、入社5年以内の皆さんにお集まりいただき、当社の社風や働きやすさなどについて語っていただこうと思います。遠慮なく自由に意見を聞かせてください。最初にJCGを選んだ理由から聞かせてください。私の場合、地元で働きたいというのが一番の理由でした。入社してまだ間もない阪本さんは?

阪本

前々職の関西国際空港では接客、前職では2021年に開かれた世界的なスポーツイベントの組織委員会関係の成田担当でした。成田は関空よりもたくさんのエアラインが飛んでいて刺激的!もうしばらく成田で働きたいと思い、未知の貨物分野への興味もあって当社に転職しました。

佐藤

貨物は楽しいですよ。榊原さんは?

榊原

前職はゴルフ場で、総務・経理を担当していました。15年ほど働き、資金や財務などの経験を積めたので、もう少しキャリアアップしたいと思い、経理職を募集していた当社に転職しました。JALグループで上場会社の経理をやりたい、という思いもありました。

佐藤

ステップアップですね。入社5年目の向谷さんはいかがですか?

向谷

もともと世界史の教師志望でしたが教員採用試験でご縁がなく、地元の関西国際空港にある運輸会社に入社しました。ここで航空輸出の業務を担当する中で、最前線でモノに関わる仕事にも興味が出てきて、自分も航空会社側に立ってみようと思いました。

佐藤

向谷さんは、当社について入社前にある程度ご存知だったんですね。私は貨物の「か」の字も知らなかったです(笑)。JALグループというブランドの安心感はありましたが。

榊原

私も同じです。JALグループだから基盤がしっかりしているということで、内定をいただいた数社の中から選びました。

阪本

私はJALグランドサービスの方とは前職でやり取りがありました。でもJCGのことは知らなくて、同じような仕事をするのかな、くらいの認識でした。コロナ禍で航空業界の採用が減っていた時期でしたから、幸運だったと思います。

Chapter 02

JALフィロソフィは
グループの一員としての大きな指針

佐藤

入社前のイメージと実際に入社してみての実感にギャップはありましたか?

榊原

前職に比べて大きな組織なので、仕事がシステマティックに動いているだろうなと思っていました。グローバルなビジネスなので英語の勉強も必要なのではないかとも。実際は必要以上に英語力向上を求められることはありません。また、もっとガチガチにワークフローが統制されているのかと思いましたが、アットホームで馴染みやすい職場です。

佐藤

私の場合、職場見学に行ったら、受付カウンターの方がテキパキと対応してくださり、とても華やかな感じがしました。ところが最初の配属先は荷物を運搬する現場の部門。雨降りの時は合羽を着て「あの荷物取ってこい!」と言われて、駆け出す毎日。体力がいる仕事も多い。もちろん現場を知ることは仕事の基本で、その後、いろんな部署を異動する中でとても役立っています。

阪本

前職では即戦力となることが求められ、入社したら「すぐに仕事をしてください!」という感じでした。それと比べて当社は中途入社でも研修が充実しています。新卒同様の基礎研修があり、航空貨物の基本やJALグループの理念がしっかり学べます。

佐藤

研修の存在が大きかったんですね。

阪本

はい、研修があったから同期ができる。独りぼっちにならない。研修で知り合った同期とは、今でも助け合っています。JALフィロソフィを学べたのも大きかったです。

佐藤

JALフィロソフィは、JALグループの全員が持つべき意識・価値観・考え方。これがあるから、私たちは同じ価値観を持って、判断や行動し、全員が心をひとつにしてお客さまに最高のサービスを提供できます。研修では内容を単に読み上げるのではなく、グループディスカッションなどを通じて自分のモノにしていきます。

向谷

研修の中で自分が強く共感できた項目について語るワークがあったんですが、私は「最高のバトンタッチ」を選びました。現場はシフト制の交代勤務で仕事を引き継いでいきます。その時に相手にわかりやすく引き継ぐことが大事で、私の仕事の基本になっています。

榊原

私は「常に謙虚に素直な心で」という項目に納得感がありました。堅い会社かと思って入社したら、フランクで馴染みやすい社風。幹部の方もとても謙虚で経営陣の方々とこんなに距離感が近いのかと新鮮な驚きがありました。

阪本

私も前職が公的な組織だったせいか、堅い雰囲気の方が多かった。でも今の部署では周りの皆さんも優しく声を掛けてくださり、アットホームな良さを感じます。

佐藤

当社が研修に力を入れているのは、航空業界として「安全第一」を最優先しているからです。知識不足、学習不足が事故につながることのないよう、時間とお金をかけてしっかり研修できる環境を整えています。研修以外にも自分で学べるメニューも揃っていますから、通勤時間を利用して簿記の資格を取った人もいます。TOEICなどでは受験費の補助もあります。

Chapter 03

やりたいことに挑戦できる環境と
「アメーバ経営」

佐藤

フラットでフレンドリーな職場、というお話が出ましたが、他に当社らしさを感じるのはどんな時ですか。

阪本

まだ入社2年目ですが、若手の意見もどんどん採用し、やりたいと思ったことを「いいんじゃない、やってみなよ」と背中を押してくれるところです。例えば社内のツールが以前はいくつものボタンをクリックしないと欲しい情報にたどり着けなかったので「ワンクリックで情報にたどり着けるようにならないか」と、上司に相談したところ、意見が採用され、改善につながりました。今は自分が「5Sカイゼン班」という職場の業務改善活動の委員会に参加し、情報の5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)に取り組んでいます。

向谷

私も上司と今後のキャリアについて面談した際、「教師を目指していたこともあり、将来は人財育成の仕事を担当したい」と希望を伝えていたところ、入社5年目に総務部の教育グループに異動になりました。

佐藤

積年の念願が叶ったんですね。

向谷

はい、単に当社の仕組みを教えるだけではなく、教育・研修を通して社員のサポートをしていきたいと考えています。前所属部では新人サポート役を務めており、新人の皆さんが働きやすい環境づくりに取り組んでいました。その一つが「社員図鑑」。社員の名前、マスクなしの素顔やプロフィールの一覧を参照しながらスムーズに業務が進むようにと、そんな思いで作っていました。今では社内の多くの部署で「社員図鑑」作成の取り組みが活発化しています。

榊原

働きやすい環境の整備については、ここ2~3年間で大きく進化しています。私が入社した頃は社員図鑑もなかったから、誰が誰だかわかるまで時間がかかりました。今は随分、働きやすくなっていると思います。

佐藤

私たちに今どんな課題があるのか、気付ける仕組みがあるのが、当社の強みです。その仕組みが「アメーバ経営」。JAL名誉会長の稲盛和夫氏が提唱したもので、チームごとの時間当たりの採算までを示して生産性を高める仕組みで、社員一人一人が経営に関わる意識を育てます。毎月、全社員が自由に出席できるアメーバ経営会議があり、そこで意見交換もできます。

阪本

入社半年後のフォローアップ研修でアメーバ経営の説明を聞きました。会社からのメールで毎日のデータが流れてくるのですが、それまでは数字が何を示しているのか、正直理解していませんでした。説明を聞いて以後はしっかりチェックするようになりました。

向谷

前職では会社の経営に関する数字を日常的に見る機会はありませんでした。なので、会社経営にはどのようなお金が必要で、どのように動いているのかがわかり、勉強になります。

佐藤

多くの未公開会社では一般社員にまで経営に関する細かな数字が公表されることなく、経営陣だけが把握していることが多い。しかし当社の場合は、一般社員まで数字を共有しているので、現場から何とかしようという声が上がってきます。これが他社とは違う、当社の強みです。

Chapter 04

有給休暇の取りやすさや
平日休みのメリットを実感

佐藤

福利厚生や働きやすさの点ではいかがでしょうか?

向谷

私は帰省する時に福利厚生制度である「JALスタッフトラベル制度」を利用しています。

佐藤

帰省の際に利用する社員は多いですね。旅行でも利用できますね。「JALスタッフトラベル制度」はJALグループ社員としての愛社精神を培い、自社商品、サービスへの理解を深めるなどの目的で設定されたものですので、多くのお客さまにご利用いただいているJALを私たちも知る機会として利用していきたいですね。

阪本

上司から「有給休暇がまだ残っているから、早く取得して」と言われて、ちょっと驚きました。前職ではずっと忙しくて、なかなか有給休暇が取れない状態でしたから。

佐藤

有給休暇の取得率は高いですね。日本の会社の中には有給休暇が取りにくい雰囲気の会社もあります。でも外国では有給休暇を働く者の権利として捉え、取得率がとても高い国が多い。そうした国々と航空便で結ばれ、業務で駐在する社員も多いこともあって当社や航空業界全体で有給休暇を取りやすい職場の意識ができているのかなと、私は入社した時に思ったことを覚えています。シフト勤務についてはいかがですか。

阪本

私はこれまでも空港勤務で、かつシフト勤務ですので、土日が休みになってちょっと出かけると、どこも人混みで驚きます。友人も航空業界で働いている人が多いので、シフトを合わせて休みを取って会うことも多い。シフト勤務に不満を感じたことはありません。

佐藤

そうですね、私も人混みが苦手。シフト勤務で平日のお休みの日に買い物へ行けるのはメリットが大きいですよね。お子さんがいると土日に家族で出かける機会が比較的少ないという点はありますが。

榊原

私も前職のゴルフ場がシフト勤務だったので、あまり抵抗はありません。転職に際しても特に気にしませんでした。

Chapter 05

一人一人の願いを叶え、
さらに広げていくために

佐藤

最後に今後の抱負についてお聞かせください。

阪本

私は語学が好きで、ずっと英語に関わる仕事をしてきました。今も海外貨物のトランジットの部門で、海外拠点のスタッフとメールや電話でやり取りしています。上司との面談で将来的には海外拠点に出向したい、という意向も伝えています。最近は海外拠点とのZoomミーティングにも参加させていただけるようになりました。業務知識や経験をさらに増やして、海外との懸け橋になれる仕事をしたいですね。

佐藤

海外拠点は基本的にはJALの海外支店に出向することになります。日本からの出向者は現在10名程度ですが、阪本さんのように語学が堪能な社員も多く、海外に赴任するチャンスは増えています。

阪本

仕事以外でも夢中になれることが「JAL折り紙ヒコーキ教室」です。JALグループのCSR活動の一つで、子どもたちと紙ヒコーキを作り、空を感じてもらおうというイベントです。入社時研修でこの活動を知り、「私、これ、絶対にやる!」と思いました。先日指導員デビューしてきたのですが、私たちが会場に入ると「飛行機会社の人だ!」と大歓迎してくれました。皆で一緒に作って、飛ばすのがとても楽しくて、子どもたちも「来年はいつ来るの?」と喜んでくれました。

向谷

阪本さんからその話を聞いて、私もやりたい!と思っています。職場では私も教育グループの新人サポーターとして、念願の「教える」という夢を叶えています。新人には未知なる貨物の仕事の魅力に気付いてもらい、貨物は楽しい、面白いと思ってもらえるような教育を心がけたいと考えています。

榊原

私は前職の経験を生かして、決算書の作成や支払・入金管理などの経理業務全般に携わっています。JALグループはグローバル会計基準を採用しているのでこれまでの経験プラスかなり深いところまで勉強が必要です。コロナ禍で不安な時期もありましたが、JCGは2021年度に過去最高益を計上、JALグループ全体としても回復基調にあります。どんな状況に遭遇しても「ここなら安心」と思える企業体質を築くため、金庫番としての責任は重大だと感じています。

佐藤

「社員が長く安心して働き続けられる会社になる」が、今の当社のキーワードです。これは経営基盤の安定はもちろんですが、私たち総務としては、社員一人一人の思いを叶えられる会社になりたいと思います。「安定的に収入を得たい」「昇進したい」「自分の時間を大切にしたい」「家族が大事」等々、思いは人それぞれ。欲張りだけれど、どの人の夢も実現できれば、働き続けられるはず。誰一人退職する人がいない会社になるのが理想。そのためにやれることは全部やりたい!と考えています。