Interview 03

「虫の目、鳥の目、魚の目」
多様な視点を存分に活かして
新しい国際物流を創造する。

河瀬 雄飛

Yuhi Kawase

総務部付
日本航空(株)貨物郵便本部
事業推進部 開発グループ(出向)

2015年入社

1年目輸入上屋事業部第1グループに配属
輸入上屋事業部上屋計画グループ企画オペレーションチームへ異動
2年目羽田空港の国際貨物ターミナル会社へ出向
5年目羽田事業部運送グループ第2チームへ異動
6年目日本航空(株)貨物郵便本部 路線室 国内路線収入グループへ出向
8年目日本航空(株) 貨物郵便本部 事業推進部 開発グループへ出向
※所属部署・役職はインタビュー当時のものです。

Chapter

01

ダイレクトに身近な出来事や動きを
感じられる国際物流の世界に飛び込む。

新型スマートフォンの発売日を迎えると、早朝から全国の販売店で一斉に売り出されます。外国車のリコールが発表されると、対応部品が全国のカーディーラーに即納されて、受付が可能になります。こうした状況を可能にしているのは国際物流のおかげだと、就職活動中に知りました。もともと世の中の流行やトレンドに敏感だったことから、身近な出来事や世の中の動きがダイレクトに感じられるこの業界に興味を持ちました。その中で当社は企業間の交流が活発なJALグループに所属し、航空関連の幅広い業務に関われるチャンスが多いことにも魅力を感じて就職先に選びました。入社1年目は輸入業務に携わる部門に所属し、業務を通じて国際航空貨物の基礎を学びました。その後、輸出業務も経験したのち、JAL貨物郵便本部の企画部門へ出向。路線収支の管理や新規事業の立ち上げといった業務を経験しながら、営業とマーケティングの知識を習得。これにより、多様な角度から仕事を進められるようになってきたと感じています。

Chapter

02

「空からお届け」マークを付けた
選りすぐりの味を首都圏のマーケットへ。

現在は「商流x物流」という観点から立ち上げた新規事業に取り組んでいます。国内の食材生産者は、コロナ禍で販売がままならない状況がずっと続いていました。そこで、JALグループが持つ高速鮮度輸送(物流)と販路コーディネート(商流)といった特長を活かすことで、生産者さまの力になれないかと部署で話し合ったことをきっかけに事業がスタートしました。各地の付加価値食材に「空からお届け」という商標マークを付け、地域の空港から羽田空港を経由して首都圏の小売店舗へスピード配送。これまでに広島のカキや北海道のホタテといった選りすぐりの味をお届けし、消費者の方々においしく味わっていただきました。提供食材を見つけ出すのは大変ですが、JALグループの情報網が有効に機能しています。特産品の知識を深めるために取得した“観光特産士”の資格も役立っています。魅力的な食材が見つかったら現地へ飛び、私たちの想いを伝えて食材の提供をお願いします。話がまとまると、輸送はもちろん、販促も担当。物産展をデパートで開催したときは、プロモーションの一環でテレビ出演という貴重な体験も。現地に何度も足を運び、生産者さまの「おいしいものを食べてほしい」という想いを引き継いだ食材がデパートやスーパーマーケットの売場に並んだところを目にしたときは、胸が熱くなりました。取り組んだ成果が目に見えてわかることが、この仕事の大きな魅力です。

Chapter

03

新しい仲間と一緒に
当社の未来をつくる。

自分のキャリアを振り返って思うのは、出向先でも貴重な経験ができているということです。しかもその内容は、営業、マーケティング、商材の調達、販促など、JAL貨物郵便本部企画部門だからこそ経験できることばかり。中でも、国内航空貨物を活用した経験は、当社でも極めて珍しいことだと思います。このような経験を通してこそ得られた知識や経験を活かし、当社が手掛ける国際航空物流の新たな可能性を創造すること。それが私に期待されている役割だと思っています。期待に応えるため、意識しているのが「虫の目、鳥の目、魚の目」という言葉です。一つの事象を複眼で多角的な視点から見る、俯瞰的に全体を見回す、時代の流れを見通す、といった形で発想の幅を広げ、新しい可能性を見つけ出して、当社が世界一の貨物ハンドリング会社として歩み続けられるよう、貢献していきたいと思っています。今後も当社では、私と同じように企画部門でのさまざまな経験を通して、新たな知識や経験、画期的な発想法などを身に付けた人財が増えていくと思います。そのような仲間たちとディスカッションを重ね、これまでの概念を超える当社の未来像、国際航空物流の新たな姿を一緒に創造していく。想像するだけでワクワクする活動をみなさんと進めていくことを、楽しみにしています。